現在のSNS(交流サイト)は動画が主流。そうした中、インスタグラムの「IGTV」という長尺動画サービスが注目されつつある。
18年6月、インスタグラムは最長60分の動画を投稿できる「IGTV」を投入した。
IGTVはインスタグラムとは別の単独アプリで提供されている。とはいえインスタグラムとの連係は密で、最長60分の動画を投稿するためには、インスタグラムのフォロワーを1万人以上獲得しなければならない。その基準に達していないユーザーが投稿できる動画は「15秒以上・15分以下」となっている。
IGTV最大の特徴は縦長の構図を基本としている点。ここが同様の動画配信サービスを提供しているYouTube(ユーチューブ)と大きく異なる。YouTubeは従来のテレビやパソコンに準じ、横長での視聴を想定している。

引用:インスタ「IGTV」 人物見やすい、多彩な縦長動画

─ YODOQの見方───────────────────────────

この数年で、動画をスマホなどのモバイル端末で観るという人が増えており、ある記事では縦長の動画を最近見始めた8割近くが、横長よりも縦長の動画の方が魅力的だと思ったのだそうだ。また、そのうちの65%が縦長の動画を使っているブランドは革新的だと答えている。
それほど注目されてきている縦長動画のメリットは、スマホで動画を観るときに、スマホを横に向ける必要がないという点だ。横長の動画を観るときにスマホを縦のまま観ることはできるが、画面が小さくなってしまう。とはいえ、時間が短い動画なら画面を縦のままで観る人が多いそうなので、広告やSNSにアップロードするような動画は縦向きだと見やすく、伝えたいことが伝わりやすくなる。
また、縦長の動画は横長よりも最後まで動画を観てもらいやすいというメリットもあります。先に上げたメリットに関連してくるが、わざわざスマホを横に向ける必要がなく、大きな画面でアピールすることで、見る人がひきつけられる動画になるのではないだろうか。
逆に縦長の動画ではちゃんと見てもらえないのではという意見もある。
人はスマホのような縦に長い画面では、中央だけしか一度に見られないという点だ。人の視野は一般的に横に180~200度、縦に120~130度あると言われており、画面の範囲にすると5:3になるのだそうだ。縦長の画面は一度にすべてを見ることができないということになり、画面いっぱいに文字が流れている動画があっても、見られているのは一部だけということになる。スマホで動画を観るユーザーが多くても、ただ縦長の動画にすればいいというものではなさそうだ。
PCよりもスマホで動画を観る時代、縦長の動画はさらに身近になりそうだが、それを作る場合は、どこに注目してほしいかなどを考え工夫することが必要だ。

参考:縦型動画が注目されている理由とは?メリットと縦型がおすすすめのケース

参考:「スマホ・動画・縦」という定石の意外な盲点

参考:縦長動画をもっとクリエイティブに