Webページ上で対話できる非接触型接客ツール「FaceConnect(フェイスコネクト)」提供開始

2020年7月1日、株式会社サガスは、Webページ上で対話できる非接触型接客ツール「FaceConnect(フェイスコネクト)」の提供(テスト販売)を7月下旬より開始します。
「Face Connect(フェイスコネクト)」は、お店やショールーム、サービス紹介のWeb(ホームページ)へ訪れた方が、ユーザー登録やアプリのインストールなしで、すぐに無料の映像/音声通話を掛けられる、非接触で接客を可能にするオンライン通話サービスです。
今般のコロナウィルス感染症による外出制限などが起こった場合や、何らかの理由でその実在の店舗にお客様が来れない場合でも非接触の環境のまま、対面と同じようにオンラインで接客対応ができます。
サイトを訪れたお客様はバナーをクリックするだけで接客スタッフと双方向のビデオ通話を始めることができます。氏名やメールアドレスも収集しないので、個人情報の保護に気を使うこともなく、漏えいの心配がありません。
事業者がサービスを利用するための手順は申込を行った後に送られてくるURLへのリンクバナーをWEBサイトの任意の場所に貼るだけです。

引用:https://kyodonewsprwire.jp/release/202006241252

─ YODOQの見方───────────────────────────

Web接客ツールはECサイトでの購入率やリピート率、顧客の購入単価を上げることを目的として、サイト訪問者それぞれにあうようなおすすめ商品や情報を表示するマーケティングツールとして発展してきました。Web接客の種類を大別するとポップアップ型とチャット型の2種類があります。
・ポップアップ型
パソコンやスマートフォンの画面にクーポン情報や会員登録などの案内を表示させるもの
・チャット型
パソコンやスマートフォンの画面の端にメッセージを表示し、オペレーターと直接のやり取りをするもの
(AIなどを用いてある程度、機械的にメッセージを送信するタイプもあります)
Web接客のメリット
・サイト離脱率の低減
Webサイトの説明だけでは商品やサービスの詳細が伝わらないこともあり、お客様が疑問を抱いたままでは購入までは至らず、サイトを離脱してしまいますが、Web接客を行うことでお客様の疑問や不安を解消することができれば、サイトに留まってもらいやすくなります。
・購買意欲の促進
お客様の悩みやニーズを伺い、それらに最適な商品やサービスを提案することで購入に繋がります。
・顧客ニーズの把握
購入にまで至らなくても接客で得られたお客様のニーズが企業の財産となり、新商品の開発や企画に役立てることができます。
・サポートコストの軽減
予想できる疑問を事前に想定しAIなどによる自動、半自動で接客できるツールを利用することで、サポートコストを下げることが可能です。

新型コロナウイルス感染症対策として、今までは実店舗での対面販売のみだった業態でもWeb接客を取り入れる企業が増加してきています。三越伊勢丹でもLINEWORKS(ラインワークス)とZOOM(ズーム)を利用したオンライン接客を6月9日よりスタートしていますが、予約制のようです。
今回、ご紹介した「FaceConnect(フェイスコネクト)」は、Webサイトを閲覧しているお客様が思い立った時にすぐに対応でき、チャットのように文字入力を必要としない点や匿名性が保たれることがお客様にとっては利用しやすい点ではないでしょうか。その分、企業側では即対応できる体制を整えたり、顧客情報を取得できないという問題はありますが、お客様にとって便利なサービスであれば売上増加につながる可能性もあります。
今後、ますますWeb接客は重要性を増してくるでしょうし、企業のニーズに応えたツールの開発も進むと思いますので、注目していきたいです。

参考:https://chatplus.jp/blog/%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%9c%e3%83%83%e3%83%88/web-customer-service/

update : 2020/07/06 | ネットサービス